レトロ絵物語 万能大戦艦 そのC
二人は、富士山のふもとにある、万能科学研究所に到着した。 「はかせ、大変です」 「おお、あきはばらはどうじゃったかね。」 「それどころではありません。巨大なロボットが街でおおあばれしています。」 「なんだって。それは大変じゃ。」 博士はつくえの下の赤いボタンをおした。 どこからとも無く、機械が動くような音が聞こえてくる。 「あっ、本棚が動きだした。」 「何ですか、博士。この通路は。」 「うむ、ついて来たまえ。」 三人が乗ると、通路は音も無くすべる様に動き出した。 「地下に向かって降りている様だな。」 |
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